戻ってからも円満に働くために

女性が長く働く上で、出産や結婚は1つの分岐点です。女性の社会進出が望まれる中、産休育休を取得後に復職をしてまた働き出す女性社会人は多くいます。最近では、男性でも育休を取得する人が増えている傾向があるそうです。出産イコール退社という構図は古い考えになりつつあるのかもしれません。

このように出産にあわせて一定期間休職する権利は、国内のほとんどの職場で認められています。しかし、その権利をいいことに自分勝手な振る舞いやタイミングで休職してしまうと、復職後の人間関係に悪影響を及ぼします。これがキッカケで働きにくくなってしまう可能性もあるので育休には会社や同僚の理解を得た上でいくつかのポイントに注意して取得しましょう。

まずは引き継ぎです。育児休暇の場合、長い人だと数年間の休職期間に入ります。その間、スタッフ1人分の負担を同僚や上司がカバーしなくてはなりません。したがって、引き継ぎ業務はなるべく早い時期から丁寧に準備しましょう。
初めて長期休暇をとる際、ついついこれがおろそかになりがちです。休み中に何が起きても大丈夫なように、しっかりと引き継ぎしておく必要があります。
そして、周りの人に自分の口から説明しておくことも大切なポイントです。すべての同僚に理解してもらうには挨拶周りが必須事項と言えるかもしれません。もしも自分が残る側だった場合、何も言わずに休暇に入り、後から上司からその事を伝達されたら誰でも良い気分にはなりません。
復職後、気分良く再スタートをきるために、これらのポイントを踏まえて準備をしましょう。